保育園は0歳~6歳の極めて重要な時期に子どもたちが生活の大半を過ごす場所です。 当保育園は一人ひとりの子どものありのままを受け入れ個々の子どもの持つ特性を理解し人的・物的環境を整え、くつろいだ雰囲気の中で子どもの様々な欲求を満たし情緒の安定を図ります。また、家庭では経験できない集団生活で多くの人たち(保育者・友だち)との関わり合いを持つ経験を通して豊かな感性を育て、創造性の芽生えを培います。具体的には0・1・2歳児は担当制を行い、1・2歳児、3・4・5歳児は異年齢混合保育を行います。
当園では0,1,2歳児クラスにおいて担当制を取り入れています。
担当制とはクラスの中で決まった保育者が、決まった子どもを担当し育児全般を行う事です。家庭から離れ保育園に入る、特に0~3歳の子どもたちは、お父さん、お母さんの代わりに安心して生活できる環境を必要とします。その為保育園では同じ人が育児をし、子どもが示す様々な行動・欲求に丁寧に応えることが大切であり、特定の保育者との深い関わりが信頼感を芽生えさせます。このように同じ保育者が応答的にかつ積極的に関わることで情緒的に安定し、深い絆が生まれていきます。
当園では1,2歳児クラスと3,4,5,歳児クラスにおいて異年齢混合保育を行っています。
充実した保育環境の中で自分より年下の子どもに対しては生活や遊びの様々な場面で手助けをしたり、気持ちをくんで慰めたり、優しい言葉をかけたりするなど思いやりの気持ちを持ったり態度で示したりします。また、年上の子どもに対しては大きくなることの喜びや憧れを持ち、自分が困っているときに優しくされた経験があると年下の子どもにも優しくしてあげようという気持ちを持つことができます。
●遅生まれの子どもも早生まれの子どもも、色々な人間関係を体験できます。
●成長が早い子ども、ゆっくりな子どもそれぞれのペースに合わせて、
遊び、身辺の自立をゆっくりと見守ることができます。
●大きい子は、小さい子が見ていることで自覚が生まれ、よりよくなろうとします。
●一人っ子は兄弟のような関係を日常的に体験できます。
●1,2歳児・3,4,5歳児であれば基本的に兄弟は同じクラスになりますので安心感があります。
『お子様のケガについて』
乳幼児期の子どもの発達は目まぐるしいものです。昨日まで出来なかった事が今日できるようになったり、新しいことに挑戦しようとしたり子どもにとってワクワクドキドキの毎日です。興味を持ったことに対して出来る出来ないというより、「やりたい」「これは何だろう」という好奇心の方が強いようです。子どもたちは、様々なことを試していきながら活動を広げて育っていきます。その中で活動に伴うケガ(顔や歯、目のケガ、骨折、打撲なども含む)、関わりあいながらかみつきやひっかきなどは起こります。保育の専門家として「子どもがする必要のないケガ」はできるだけさせない努力はします。また、「子どもの命を守る」取り組みもします。成長発達に合わない活動・明らかに危険な活動はしません。その中でお子さんがケガをした場合には、取り組みと活動を見直します。しかし、子どもが成長していく上で成長発達に合った活動、子どもの育ちにとって必要な活動によって起こるケガについてはについては『育ちに必要なこと』として保護者の皆様のご理解をお願いしたいと考えています。